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そして、日曜日。
遊園地はたくさんの人で賑わっていた。
「まず何から乗る?」
「うーん・・・ジェットコースターからかな?」
「いいな、行こう」
手始めにジェットコースターを制覇した二人は、色んなアトラクションを回った。
途中、お化け屋敷ではあまりの迫力に花梨は思わず悲鳴を上げるほどだった。
「大丈夫か?」
「何とかね・・・。まさかあそこまで迫力あるなんて思ってなかったからびっくりしちゃった」
苦笑する。
もともと花梨は、お化け屋敷が苦手と言うわけではない。けれど、この遊園地のお化け屋敷はあまりに迫力がありすぎた。
気がつくと、夕方になっていた。
「じゃあ、最後はあれに乗ろうか」
「そうだね♪」
二人が向かった先。
それはもちろん、観覧車。
やはり最後に乗るのが観覧車の醍醐味だろう。
いろいろな意味で。
二人は観覧車に乗り込む。
ゴンドラは、ゆっくりと頂上へと向けて上がってゆく。
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