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王子:「待ってくれ!僕は、貴方を哀しませるために生きているのではない!!」
体育館にハスキーな声が通る。
姫:「じゃあ何だって言うのよ!」
今度は高めの声が通る。
王子:「貴方を…愛しく思うからこそ笑っていてほしいんだ…だから泣かないで…」
姫:「だけど貴方は戦いに行ってしまうじゃない…!」
王子:「…父上が病気なのはご存じだろう…。僕は父上の軍を支えねばいけぬのだ…」
姫:「…貴方は何を言っても、戦いに行くのね…必ず、必ず戻ってきて下さいね!」
王子:「あぁ!約束をする。」
そして二人は口付けを…
ビビッー!!
司会:「これにて午前の部を終了します。お忘れ物のないようにお願いします。」
観客A:「凄いねー!」
観客B:「迫力あった!」
観客C:「また見に来ようよ!」
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