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-機動六課 シミュレーター前-
…フェイトのお陰でなんとか辿り着いた…
なのはも見つけたし…
もう一人はシャーリーか?
何か話しているみたいだ…
シャーリー「へぇ~…みんなよく走りますね。」
シャーリーが感心したように言う。
なのは「危なっかしくてドキドキだけどねー…。
デバイスのデータは取れそう?」
シャーリー「いいのが取れてます。4機ともいい子に仕上げますよ。レイジングハートさんも協力して下さいね?」
RH[all light.]
…どうやら、新人たちのデータをとっているらしい。新しいデバイスを作る気なのかもしれないな。
俺はガーランドから乗り換えるつもりはないが。
…とりあえず、挨拶くらいはしておくか。
「遅れてすまない、なのは隊長。」
その言葉になのは達が反応する。
なのは「あっ、和也君!遅いよ~。」
なんとなく非難するような目で見られた。
シャーリー「また道に迷ってたんですか?」
シャーリーの顔がにやけている。
…なんか俺の方向音痴はみんなに広まっているらしい。もう少し何とかしないといけないかもしれない。
「…新人達の様子はどうだ?」
シャーリーの質問は華麗にスルーしておくとしよう。
なのは「みんなそれぞれ優秀だよ。将来が楽しみなくらい。」
なのはは嬉しそうに言う。
「そうか…それはよかったな。」
それはとても良い、良いことなのだが…
やはり俺は『優秀』という言葉に嫉妬を禁じえない。
この感情が良くない物だとも分かっている。けれど…
なのは「―…也君、和也君?」
なんだか心配そうな顔をしている。
「え、あぁ…ごめんごめん。なんだ?」
いけない、集中しないと…
なのは「とりあえず、新人達の模擬戦が終わるまでは一緒に見学しててね。終わったらみんなに紹介するから。」
「了解した。」
心配をかけるわけにはいかない。
彼女はあの事件を未だに引きずっている…
なのはは何も悪くない、悪いのは俺なんだ…
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