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そうこうしているうちに最後のカジェットが破壊された。
ガジェットっていうのは、最近、巷で現れる魔導機械の通称だ。
AMF(アンチ・マギリング・フィールド)っていう魔法の発動を妨害したり、無効化したりする。
純粋なミッド式魔導師には厄介な相手だ。
…普通の魔導師ならな。
なのは「フォワードのみんな!ちょっと集合!」
4人からはい!という返事が来て、集まってくる。
なのは「さっきロビーでも紹介されたと思うけど、一応ね。こちらは桜庭和也一等陸尉。フォワードの教導を私と一緒にしていく事になるから。」
まぁ、例のごとく挨拶。
「桜庭一尉だ。よろしく頼む。」
新人達はよろしくお願いします!と相変わらず元気だなぁ…なんて思っていると、
なのは「じゃあみんなも自己紹介!」
と言うと、はい!といういいお返事が聞こえた。
「スバル・ナカジマ二等陸士です!よろしくお願いします!」
と、ハチマキを巻いた青い髪のボーイッシュな女の子。元気な子だ。
「ティアナ・ランスター二等陸士であります。よろしくお願いします。」
次は髪を2つに分けた、オレンジ色の髪の子だ。多分、この中では年長かもしれない。
「エリオ・モンディアル三等陸士です!よろしくお願いします!」
こちらも元気な、赤い髪の少年。この先気苦労が耐えない感じがするな…主に女性関係で。
「キャロ・ル・ルシエ三等陸士であります。よろしくお願いします。」
少し大人しい感じのするピンク色の女の子。隣にはトカゲのような竜のような…
キャロ「この子は私の竜の、フリードリヒです。」
フリード「キュクル~」
竜召喚…すごいレアスキルだ……ッッいけない、また考えそうになって…
「うん、よろしく。何か分からないことがあったら聞いてくれ。」
「あのぉ…」
そう聞いてきたのはスバルだった
「なんだ?」
スバル「なのはさんとはどういうご関係でしょうか?」
…またなんともいえない質問だなぁ…
とりあえず…
「10年来の付き合いのある『大切な人』だ。」
こんな感じか?…ん?
スバルとティアナは顔を赤くし、エリオとキャロは「?」が浮かんでいる。
シャーリーは何だかニヤニヤしてるし…
なのはは…顔は真っ赤。耳まで真っ赤。にしながら、俯いてなにやらブツブツ呟いている。…ん?デジャヴ?
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