機動六課

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-機動六課 隊舎付近- 「…ふう、疲れたなぁ…」 なんて、漏らしてみる。 […お言葉ですがマスター、大した距離を歩いてはいないのでは…?] …と、声が聞こえた。 「うるさいなガーランド。 こういうのは気分だ。」 さっき喋ったのは俺のデバイス、ガーランド。 頼もしい相棒だ。 少し口うるさいのがタマにキズだけど。 […それよりマスター、約束の時刻までもうあまり時間がありませんが?] …それはマズい、初日から遅刻なんてのは間違いなくはやての奴にからかわれる。それだけは絶対に避けたい。 「…少し急ぐか」 [賢明な判断です、マスター。] …少し、イラッと来たが今は早く到着しなければ。 俺は歩くスピードを上げ、隊舎へ向かった。
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