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-機動六課 隊舎ロビー -
「…ま、長い挨拶は嫌われるんで、以上ここまで。機動六課課長及び部隊長、八神はやてでした。」
そうして、はやてが挨拶を終えると、隊員達から沢山の拍手が送られた。
はやて(うーん…あの人はまだ来てへんのかぁ…)
隊長達やフォワード隊、バックヤードスタッフの紹介が終わっても彼はまだ現れなかった。
…と、その時。
隊舎の玄関が開き、一人の局員が走ってやってきた。
息を切らせながらも彼は
「…遅れて申し訳ありません、八神部隊長」
…と、結局遅刻した一応主人公・桜庭和也である。
はやて「やっと来たかー。初日から遅刻なんて大層な御身分やね。」
はやてがいい笑顔で答えた。…目は笑っていないが。
はやて「ま、理由は後で問いただすとして…みんなに紹介するな。艦船クラウディアから出向してもらった桜庭和也一等陸尉や。なのは隊長とフェイト隊長の補佐をしてもらうのでそのつもりでよろしく~」
そりゃまた随分変わった役職だな。さしづめ
「分隊長補佐」なんていった所か…と、自己紹介だったな。
「…クラウディアから出向になりました桜庭和也一等陸尉です。よろしくお願いします。」
こんな適当極まりない挨拶でもしっかり拍手してくれるんだからなー…
はやて「それでは以上をもって解散にします。
とりあえず桜庭一尉は集合な。」
はやては相変わらず目が笑ってない。
…俺の機動六課での日々は前途多難なようだ。
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