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重い扉が開き遥は祐希の腕を取り、一歩、一歩とゆっくり進む。
「うわぁ…」
「綺麗…」
「可愛い!」
「素敵…」
会場に入るとフラッシュがあちらこちらから光った。
「遥。綺麗よ」
理子の近くを通ると理子が目に涙をためて言った。
(先輩…)
理子は娘を嫁に出す母のような気持ちだった。
「財前祐希、汝、病めるときも健やかなるときも……………誓いますか?」
「誓います。」
「水梨遥、汝、……………誓いますか?」
「………誓います。」
【水梨 遥】今日から【財前 遥】 になります。
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