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入試現代文とその設問は言わば「(説明不足な、あるいは不親切な)プラモデルの部品と説明書」、解答は「完成品」。
説明書をきちんと読まないと出来上がったモノがヒドい代物になってしまう。
ホームセンターで働いている私は時々「部品が足りない」「不良品だ」といったクレームを受けるんですが、大抵「説明書通りに作っていないから」が主な理由。しかも取り返しのつかない状態で持ってきて「返品しろ」と文句を言うから始末に負えない。(買い取ってもらいます。アンタの責任ですから!)
それよりヒドイのは「オラ分かんなぇから、組み立ててけろ」と言うお客さま。そっちは問題外。これは「思考停止」。それと「あなたの考え」を入れないとは別物です。
現代文だと、図を使わず文章だけで書いているから、自分の答えが正解か否かは気付きにくい。先の返品の例は「今までいろんなモノを作ってたんだ」って知識(経験)がジャマをしているんです。
現代文の敵は「アナタの知識」、言い換えると「主観的な読み」です。「客観的に読む」にはどうするか、それが先に述べた「分けてまとめる」作業をすることなんです。
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