片想い

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片想い

8月福祉センターのディケアに出ると病院も同じの友達が 「夏海ちゃんこないだ江口さんが聞いてきたよ。長月さんはいつ来るかわかりますか?って。夏海ちゃんの事好きなんじゃない。」 私の胸は高鳴った。 私を好きな人がいる? 男性と関係をもったことのない私としてはびっくりだった。 私自身彼に好感を持っていたし誰からも好かれたことのない私はまさかロマンス小説のように両思いなんて事があるのだろうか? まったく違う人間同士が同じ思いになることがあるのだろうか? 私は胸がときめきうれしさでいっぱいだった。 その頃はただ嬉しくてドキドキして彼を一人の男性として意識しはじめた。 私は後先考えず恋をしてしまったと改めて思った。 彼の気持ちがはっきりしているのならあとは行動に出るのは私だ。
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