とりあえず遊ぶか

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カラオケ。 何故この世で、あんな物が生まれたのだろうか。いや、俺が歌うのが下手くそで、これはヒガミであることはわかっている。 曲と、自分の歌声を合わせることが良いのか?わけがわからない。 何でカラオケに対してのイヤミを言ってるの?と、読者から言われるだろう。 ああ、そうだな。まず、現在眼前にある、この盛り上がりの様子から説明しないとダメだな。 夏弥が来てから一週間、家では、俺は一人ぼっちになっている。いわば、疎外されているのだ。 いつも通り、いつもと同じく読書をしているのに、疎外感が半端じゃない。 それはたぶん、隣の部屋の、姉と夏弥の話し声が原因だろう。その楽しそうな声が、より寂しさを演出させる。
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