とりあえず遊ぶか

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「…………ハァ」 とうとう、読みかけていた本すら、読み終えてしまった。 買いに行きたいが、何分、金がない。 図書館に行くのも良いんだが、専門書とか少ないからな……大抵入門書が8割近くをしめているから、借りようがない。 そうして、悩んでいる間に、チャイムが鳴った。 下に降りて、ドアを開ける。 「はい」 「聡真ー!!」 ドォン! 太陽が反射して、キラキラと光る綺麗な黒髪。サラサラとしていて、確かに綺麗だ。 だが、それは通常時に見るから綺麗なのであって、この、突進されている今となっては、意味を持たないものだった。
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