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いきなりの突進によって対処できなくなり、床に叩きつけられた。
今、冗談抜きで、あばらと背中が痛い。
「…………」
「うーん……本当に華奢だね、聡真は」
「ほっ……とけ」
それから、幼なじみの二人が来た。今倒れている俺と、上に乗っかっているもう一人の姿を見て
「聡真……モテてるなぁ」
「裕美(ゆうみ)!あんまり飛び付くと、聡真死んじゃうよ?」
「え!本当に!?」
「勝手に殺すな!でも、冗談抜きで体が痛い」
「弱いなおま……ゴフッ!」
とりあえずムカついたから、俺は幼なじみの遠野雅之に対して、光の速さに匹敵するであろう速さで、スリッパを投げつけた。
先の方の、固い部分に激突し、見事に雅之は撃沈してしまった。
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