卵(プロローグ)

4/10
前へ
/160ページ
次へ
  明るい声。 天使みたいに晴れやかな 笑顔の女の子が、   俺の手を取って、そっと そいつを両手の平の上に乗せたんだ。     「え、ちょっと…」   正直、 最初は気味が悪いと思ったし 普通、この状態で そんなものはいらない。 すぐ返すつもりだった。  
/160ページ

最初のコメントを投稿しよう!

191人が本棚に入れています
本棚に追加