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老婆
「い゛ら゛っしゃい゛」
しゃがれた声の不気味な老婆が出迎えてくれた
俺は店に入るのを躊躇した
彼女を見ると時が止まっている
この老婆はザ・ワールドを使えるみたいだ
俺が確認できるところを見ると俺は無意識でスタープラチナを使ったみたいだ
そんなアホなことを考えていると老婆が
「あんたら、喰うのか喰わんのか喰われるのかどれや」
喰うのか喰わんのかはわかるが喰われるとはどういうことだ…
もしやこの老婆、スープに人を入れているのか?
この漫☆画太郎の漫画に出て来るような老婆ならありえる…
俺は戦慄を覚えた…
このままじゃ俺達はスープの材料だ…
どうにかしなければ…
「あのー、冷やし中華二つ…」
俺は腹を決め冷やし中華を頼んだ
いつの間にか右手のイカの臭いも老婆の加齢なる一族の臭いで気にならなくなっていた…
みったマン
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