1頁

3/12
前へ
/137ページ
次へ
「なんでまた、今日?それに国に帰ったんじゃなかったっけ?なんで空から落ちてきたの?そしてちっちゃいね」 「一度に質問し過ぎだし、最後の一言余計よ」 「ゴメン、まさか、また会えるとは思ってなかったから…嬉しくて…グスン」 「もう、相変わらず泣き虫ね…」 ユキノは彩夏の涙を指で拭った。 「それに、泣いてるとせっかくの可愛い顔が台無しよ!」 「うん…」 「よろしい。 じゃあ、さっきの質問に答えるわね。 まず、私今日からしばらく人間界で暮らす事になったのよ。 お母様が生まれ育った世界を見たかったの。」 「へぇ~…そういえば吸血鬼のハーフだもんね」 「そうよ。 次に、空の門をくぐって人間界へ来たら強風にあおられちゃって…」 「で、落ちたと」 「そうよ//…」 「ねぇ?」 「な、何よ//」 「空の門って何?」 「空の門っていうのは、人間界とバンバイア王国を結んでいる門の事。普段は魔力で隠されているから、普通の人間には分からないわ。」 「へ~…」  
/137ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1670人が本棚に入れています
本棚に追加