プロローグ

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『バンパイア王国』 バンパイア達が住む異世界… その王様が住んでいるお城の中で、使用人達が慌ただしく動いていた。 「姫様~!ひ~め~さ~ま~!」 「見つかったか?」 「いや…」 「こっちもだ」 「早くしないと日が暮れてしまう!」 「姫―!!」 「ユキノ様―!!」 その頃ユキノは 「ふわぁぁ~…そろそろ日が暮れるな…」 木の上で、暇そうに欠伸をしていた。 「おっ、日が隠れた。 バイバイ、昼間のボク。 ハロー、夜の私」 雪乃の髪は日が暮れるのと同時に長くなり、黒から銀色に変わる。 瞳も黒から真紅のルビーに変わった。 「さて、と」 木の枝から飛び降り 「使用人達の所へいってやりましょうかね!」 ( ̄ー+ ̄)ニヤリ お城の方へ走り出した。
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