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―コンコン、ガチャ
「おはよう彩夏」
しかし、本人は…
「スピ~…」
ぐっすり寝ていた。
でも、こんなのはいつもなので、ユキノは彩夏を起こしにかかる。
「彩夏~…起きろ~…」
「ん~…後4分…」
「4分って、普通5分でしょ?」
「じゃあ、後5分…」
起きる気配無し。
「はぁ~…」
ため息をつくと耳に口をつけ
「早く起きないと、襲うよ?」
最後に息を吹き掛けた。
「に゛ゃあ゛!みみみ…耳み!」
「クスッ、おはよう。早くしないと遅刻だよ?」
ニッコリとブラックスマイルなユキノ
「急ぎます。急がせていただきます!」
彩夏は飛び起きると光の速さで…って、そんなに速くはないけど、とにかく急いで準備した。
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