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―ｶﾞﾗｶﾞﾗ､ｷﾝｺｰﾝｶｰ…
「「せ、セーフ…」」
遅刻防止のため、校門は本鈴五分前の予鈴で閉まってしまうので、二人は全力疾走で来たわけである。
「大河内さん、さっきの見たよ！」
「スゴいね。黒河さん抱えたままであのジャンプ力！」
「そのミニマムな体のどこにそんな力があるの？」
「あ、あはは…まぁ、き、鍛えてるからかな…」
（ミニマムとは失礼な！）
「こら～…チャイムはとっくになっています！」
「「「す、すみませ～ん」」」
本鈴と共に先生がやってきた。
SHRが終わりユキノは一限目の準備をしていた。
「ここに、黒のｾﾐﾛﾝｸﾞにぱっちりとした黒の瞳をしたチビっ子はおるか？」
「ふ、風紀委員長…」
彩夏が冷や汗を流しながら入り口を見ていた。
ユキノもつられて見ると
「うわっ…」
目があってしまった。
「おっ、いるでわないか。」
つかつかと近づいてきて。
「今日の放課後、決闘を申し込む」
教室中が固まった。
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