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ここはとある豪邸の一室 「はぁ~…」 少女は大きな窓を開け、夜空を見ながらため息をついていた。 「明日でGWも終わりか~…」 「あ~あ」と少女は嘆いた。 (そういえば、7年前のあの日もこんな夜空だったなぁ~… 今頃ユキちゃん何してるのかなぁ~…) 等と考えていると… ―ヒュルルルル… 「キャアァァァ―――!!!」 背中からコウモリみたいな双翼が生えた女の子が降ってきた。 「なっ、ちょ…」 女の子は少女にぶつかり、そのまま転がって壁に激突した。 「あいたたた…」 「てて…」 二人はむっくりと起き上がると、顔を見合わせて固まった。 「淡い紫に透き通ったスカイブルー…まさか…彩夏?」 「そうだよ…ってもしかして……ユキちゃん?」 「うん」 二人は泣きながら抱きしめ合った。 「会いたかった~!会いたかったよ~ユキちゃ~ん!」 「私も会いたかったわよ~!」 こうして二人は7年ぶりの再会を果たした。
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