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無心で歩いているあたしに思いっ切りペットボトルがぶつかった。
「痛い…」
「すいません!!すいません!!!」
ザコザコと砂を蹴る音と一緒に、あめ玉の匂いがふ~…んと鼻に入った。
「あれ?君って…」
「!!??」
湯船くんがあたしの目のにしゃがんだ。
「逃げんなよ」
湯船くんがあたしをしっかりと掴んだ。
「俺、湯船 博秋」
「…………」
照れるんだけど?放してよ!手!!!
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