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感心するあたしの心のすぐ傍には、湯船くんへのあの感情が温かくなってくる。
「そうだ!今日テニスコート来いよ?」
「え?」
「あっ!直弥!そろそろ準備しよ☆」
美喜先輩は綿矢さんを壇上に連れて行った。
「……ねぇ綿矢さんと別れたんだよね?」
「………多分」
「多分―?何それ」
ココはあたし達のクラスの並ぶ所に消えた。
…別れたんだよね?
生徒会からの報告が始まった。
*
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