序章~始まり

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フツーのどこにでもいそうな高校生『陸』。 身長175cm、体重60kg。 髪色は地毛のまま少し長めのウルフで、女の子のような顔立ちをしており、小学生まではよく女の子に間違われていた。 中学を卒業後は、周りの友達が高校に行くから陸も何となく高校に進学した。 しかし、将来の目標も見つからないまま、変わり映えの無い退屈な毎日が過ぎていった。 何もかもが人並みで、自分にしかない特別なものは見当たらなかった。 そんな毎日を過ごす内、 “自分は何の為に産まれてきたんだろう?自分が存在している事に価値があるのだろうか?” いつの間にかそんな事を考える事が多くなっていた。 “たった一つでいい。自分の存在が認められる場所が欲しい。”      《Chest》
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