†ヴォイス†

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「兄ちゃんのこと、知ってるんですか?」 「うん。一緒に仕事してるからね」 僕は驚いて二人を見た。 (確かに一般人とは違う雰囲気だし、もしかして、モデルなのかな?) 一人は黒髪で、どちらかといえば精悍な整った顔立ちをしている。 もう一人は色素の薄い髪で、繊細な美貌の持ち主だ。 二人ともタイプは違うが、その容姿は群を抜いている。 「もしかして、モデルですか?」 「え?違う違う」 僕が訊くと、慌てて否定された。 え?違うの?
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