†結城家の兄弟達†

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「それにしても、塔哉の制服姿は本当に可愛いかったなぁ」 春臣のちょっと親父くさい言葉に、兄弟全員が納得したように頷く。 「だよな。ちょっとサイズが大きくて着慣れてない感じが初々しくていいよな」 「でも俺としては、あの真新しい制服の中身が気になるところだな」 「はぁぁ???」 一瞬の沈黙の後、爆弾発言をした響吾に、全員の視線が集まる。 「何、驚いてんの?みんな心の中ではそう思ってんだろ?」 飄々とした態度で、響吾は当たり前のように言う。 たとえ、そうだとしても遠慮ってもんがあるだろ!! と内心他の兄弟達は思った……。
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