†結城家の兄弟達†

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「な、何って、別に何もしてないよ!」 僕がしどろもどろになって答えると、響兄ちゃんが意地悪な笑みを浮かべて、こそっと耳打ちをした。 「暁、見てドキドキしてたくせに」 「……っ!!」 モロに図星をさされて、僕は焦った。 「違うって!!」 「図星なくせに――」 追い討ちかけてこないでよ!!響兄ちゃん! だから僕、兄ちゃんのこと苦手なんだよ!
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