後ろから

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いつもの様に朝起きて、いつもの様に朝ごはんを食べて、いつもの様に電車に乗る。 いつもの様に会社に向かう途中、後ろから声が聞こえた。 「おい!」 誰かしらに声をかけている。 「おい!お前だよ!お前!」 突然肩を掴まれた。振り向いた瞬間背中に痛みが走る。 「え……」 余りの突然の事で声がでない。背中に激痛が走り、背中が燃えているように熱くなっていく。意識が薄れて行く、全く理解できず、周りからの悲鳴が聞こえる中で、はっきり解った事は、背中の痛みと熱さ、自分が崩れ落ちて行く事だけだった……
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