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暑い。蒸し暑い。
雨が降り出してから一ヶ月が立つ。
一向に止まない雨はかなり問題になっていた。
温暖化のせいで砂漠化が騒がれ、とうとう化学の進歩で雨を自由に降らす装置が完成された。
手当たり次第に装置を空にばらまき、恵みの雨を降らし、砂漠化が改善されて行った。
装置を開発したセクションの代表がノーベル賞を受賞したのは15年前になる。
人類の英知だ。神の発明だ。と当時はもてはやされていた。
俺はその時、政府のあるセクションに配属され、DNAの研究をしていたんだ。
それが今じゃ雨が止まず、水かさが増してどんどん国が海に呑まれて行く。
難民が増え続け、世界の経済が混沌としていき。
利権を取る為に第三次世界対戦が勃発した。
きっかけはロシアと北朝鮮が提携したことをアメリカが猛反対した事により、勃発。勿論日本も介入して行く事になる。
その時日本も北海道、四国、九州は海の藻屑と消えていた。
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