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八月の中旬。
すっかり景色や聞こえてくる音が夏らしくなり、
近づく夏休みを期待してテンションが上がりっぱなしの学生達が外で騒いでいる。
僕と妹は公園で散歩をしていた。(妹を自慢するという意図もある。)
滑り台の周辺をゆっくり歩いている妹の姿をベンチに座って眺めていると、妹が僕に向かって駆けてきた。
妹が静かに身を寄せてきたので、僕は頭を撫でた。
「よしよし。」
「・・・」
照れた様子ではあるが、手に頭を擦りつけてくる。
こういう仕草ひとつひとつが、僕の愛情を著しく増大させる原因となる。
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