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風に乗って流れる
メロディーを
二人でくちずさんだ
町並み。
悲しみ含んだ音楽と
禁断の愛…。
ガラスに映った
君の面影探して
振り返る。
さよなら告げた痛みが
心の穴から込み上げる。
冷えた痛みに苛まれ
青い空見て涙ぐむ。
嘘で出来たお別れに
君の瞳に涙溢れた…。
過去に犯した過ちに
償いきれず
ただ泣いた…。
君の零した雫さえ
大事にしまった
心の引き出し。
あの日言えなかった
本当の言葉…
引き出しにしまって
鍵を隠した…。
隙間から溢れ出す感情に
悲しみに濡れた白い頬。
走りだす足
止められず
君を探して
鍵を壊した
古い引き出し。
あの日
言えなかった
『愛してる』
君に伝えたくて
ひたすら走る。
君はもう
居るはずもなくて
暗くなった空に
闇に隠れて泣いた…。
涙零しながら
何度も何度も呟いた…
『あの頃に戻して…』
戻れるはずもなくて
願いは儚く消えて行く…。
白い雪に
悲しみ混ぜて
踏み締める。
君はまだ覚えているかな?
最後に言った
『また逢いましょう…。』
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