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窓ガラス開けて
ふと見上げた空
キラキラと光る
沢山の星
そんな空に
魅せられて
なんとなく
飛びたくなった…
星の一つに
なりたくて
半身乗り出して
伸ばした片手に
見つけた
消えない傷…
乗り出した半身
固まって
伸ばした片手を
引っ込めた。
少し早くなった
心臓に
熱く潤む
瞳…
生きてる理由を
知りたくて
もう一度
空を見上げた。
見上げた空は
答えをくれる
はずも無くて
ただ
ぼんやりと滲[ニジ]む…
瞼[マブタ]閉じて
瞳から零れた
熱い涙は
冷たい
コンクリートで出来た
地面に落ちて
瞼を開けた瞳に
満天の星が
また映[ウツ]る
流れる星を
願いも込めず
ただ見つめ
輝く星に
魅せられるだけ…
欠けた細い月は
何も言わずに
ただ見守るばかり…。
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