警備員

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車を運転し、駐車料金の所まで来た。 今までこんな時間までなった事はあるが、警備員が立っているのは初めてだ。 『ハイ、200円ですねー』 篤は200円を渡した。 棒が開いた。 『…人がおるなんて初めてやな…』 篤は言った。 『あっ、兄貴後ろもう車来てるよ。はよ出らな』 『あ、おう』 篤は急いで車を出し、車道へと出たのであった。 …そう、この時からすでに、兄弟に魔の手が忍び寄ってるとは知るよしもなく……
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