警備員

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音楽をかけ、車道を走る兄弟の車。 窓を開けて、陵は靴を脱いで座席に座りまったりしていた。 不意に篤が 『なぁ、さっきの警備員、あんな所に急にいてさぁ、賽銭泥棒でもしてたんじゃねぇだろうなあ??!』 篤は冗談まじりで笑いながら言う。 『…恐い事言うなよ、兄貴。もしそうなら、俺達顔見たんだぜ?!』 『……でも俺顔見てねぇよ?″手しか。』 『……俺はしっかり覚えてるんだけど。』
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