第1章

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そして最初の場面につながる。 (俺の右目…) 「浩也…」 鏡ごしに涙を拭きながら病室に入ってくるお袋の姿が見えた。 「俺…野球諦めるつもりなんかないからな」 「…でも、その目じゃ…」 お袋の言葉が痛いほど胸に突き刺さった。 「やってみなきゃわかんねぇだろ!」 叫んだ瞬間布団に涙がポタポタと零れ落ちた。 片目で野球続けることがどれだけ難しいかは想像がつく、だけど頭がそれを認めたくなかった。
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