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『遅いぞ!!お前たち!!』
『申し訳ありません!』
…今のは何となく分かった。どうやら、この金髪の美少年が彼等の上司みたい…
見たところ、16~7歳だよね?偉いなぁ。
『そ…の方は…』
あたしを見て驚く。
驚く程変?それとも密入国になるのかなぁ…Σあ!!もしかして警察な何かなの!?
だとしたら、この国の国家公務員の合格基準を是非とも知りたいわ。
…どうやら、ここ、日本じゃなさそうだし。
『分からない。とにかく、先の村で血盟城まで白鳩便を飛ばし、そのまま城まで連れて行く。ユーリの関係者かも知れないからな。』
部下に何かしら話した後、あたしの方を向き、再び、馬を指差した。
…さて…どうしたものか……
見たところ、服装は良いのを着てるし、雰囲気に気品がある。盗賊さん達では無さそうだ…
それに、紳士な感じだから、あたしをどうこうする様な感じでもないし…
良いでしょう。
馬に乗ろうと思ったが、両手でカバンを持っているため登れない。
彼もそれに気付き、仕方ないって顔であたしの荷物の取っ手を掴み、引き寄せる様に持ち上げたが……
『うわあぁぁ!!』
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