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もちろん、骨飛族もこの城の主をとても気に入っていたため、みんなからそう呼ばれる事を喜び、今までより働きが良くなって居たのである。
しかし、ここ最近元気が無いのか、飛び回る骨飛族を見かけなくなってきていたのだ。
しかも、原因不明。
元々謎が多い生き物だったため、誰一人その理由を知るものは居なかった。
無論、フォンクライスト卿ギュンターもその一人である。彼は血盟城の知恵袋とまで言われていて、分からない事はギュンターに聞けば分かるとまで賞されているのだが、その彼でさえ、この骨飛族の習性には分からない事の方が多かった。
｢とにかく、しばらく様子を見てみましょう。陛下も猊下もいらっしゃらないですからね。｣
これが彼が出した結論だった。
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