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◇
あの考えは甘かったようだ。
ものの見事に道に迷った。
仕方ないので、俺は魔力を探って歩くことにした。
はっきり言って今はこの動作はあまりやりたくなかった。
この動作は集中し、魔力を全体から出して拡散させる。
そして人体は常に微量だか魔力を出している。
その魔力と俺の魔力が接触したことを感じ取り、そこに向かうとゆうやり方だから面倒くさいのだ。
しかも、どうやら指輪をはめた時に俺が何時も付けているブレスレットまで能力が発動してしまったらしい。
小さい時、ギルドマスターから貰ったブレスレット。
能力は常人ぐらいまで魔力を落とす、とゆう能力だったが何時の間にか限界量を突破して、能力が無効化されてしまったのでお気に入りのブレスレットになっていたのだ。
何故か腕にあわせて大きさを変える、とゆう能力まであったが今なら理由が分かる。
謀ったな。
「こっちか……」
魔力の接触を感じ取り俺は動き出した。
10分ほどさまよいやっと扉を見つけた。
その扉をよく見ると微妙に細かい装飾が施されている。
ここが学園長がいる部屋だとゆうことが分かる。
ノックする。
「どうぞ」
声からして女性のようだ。俺は取っ手に手を掛け、引いた。
ガンっと音がして開かなかった。
今度は押してみる。
すると今度は開いた。
そして俺は中に入った。
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