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「30分遅刻ですよ」
入ると30前後の優しそうな女性が座っていた。
「悪かった」
「まぁいいですが
みぃちゃんから話は聞いています
ではここに属性を調べる水晶がありますので触れて魔力を流してください
そうすれば属性が判ります」
みぃちゃん?
あぁギルドマスターの名前か。
ミギア=イジアス……
だった気がする。
今度あったら馬鹿にしてくるか。
そんなことを考えながら俺は水晶に触れて魔力を流した。
色は淡黒色。
灰色の濃くなったようなものである。
「こ、これは元ですか!?」
属性には通常型として【火】【水】【雷】【土】【風】【氷】【光】【闇】がある。
そして特殊型として【無】【時】【元】がある。
通常型は最初から基本として二種類を持ち合わしている。
三、四種類持ち合わしている人もいる。
特殊型は、
【無】は誰でも使える。
【時】は初めの属性が特殊変異して使える。
【元】は属性としてあるのだが、他の属性の根源なため全属性を使える。
「あぁ理解している」
「そうですか
では2、3種類に絞ってください
全属性が使えれば注目の的ですよ?」
「それは勘弁してくれ
火、闇、光だ」
「分かりました
ではこれを」
そう言って渡されたのはこの学園の制服である。
俺はそれを受け取った。
「どこで着替えればいい?」
「それなら更衣室があります
そこで着替えればいいですよ」
「分かった」
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