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「!………」
地図を頼りに学園に着いた俺は驚いた。
見た目は何処かにありそうな城である。
そして前にはかなり大きい両開きの門が閉まっている。俺の身体は約170ぐらいあるが、この門は俺の二倍はある。
軽く三メートルはあるようだ。
今の時間は七時半ジャスト。
俺は門を手に掛け引いてみた。
ガチャンと音がし、開かない。
もう一回引いてみる。
やはり結果は変わらなかった。
「む………」
俺は少し苛つき、ギルドマスターの笑っている姿が浮かんだ。
一瞬、この門を壊して入ろうかと思ったが止めた。
ここは魔法学園だ。
防御壁が張られているのは目に見えてわかる。
「どうしたものか」
悩む
時間は刻々と進み、着いてから早15分たってしまい今現在の時刻は45分だ。
悩んでいたら
「どうしたんですか?」
と声をかけられた。
だから振り返った。
すると制服を着ている金髪の少女がいた。
「あぁ学園に用があるんだが入れなくてな」
言い終わると少女は固まってしまった。
固まった理由が思い浮かばず、俺は固まった少女が戻るまで待つ。
そして戻るなり口を開いた。
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