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電車に乗っただけでアキはどきどきした。
学校までは6駅
1駅過ぎ…2駅が過ぎた。
電車はほぼ満員…
3駅過ぎたところでアキは後ろから背中を叩かれた。
「ちょっと、」
振り向くと、そこにいたのはフユだった。フユは少し怒っているようだった。
「あんたなぁ、昨日痴漢にあったのに同じ時間同じ車両同じ位置にまた乗るか?普通。」
溜め息混じりにフユは笑った。フユの笑顔がキラキラ輝いて、アキは思わず下を向いてしまった。アキの顔は熱かった。
「あ、会いたかったの!あなたに!」
アキは思わずそう言ってしまった。フユは驚いて、少し顔を赤くしていた。
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