なんで

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「お前さ、自炊できんの?」 え? 「は、はい!!?」 突然の呼び掛けに動揺してしまう。 「俺いつも外食なんだよね~」 「はぁ…」 もしかして 「笠井、俺の分も作れよ。金は半分払うし。」 やっぱり。 この人はいつも俺の欲しい言葉をくれる。 きっと全然意識はしてないのだろうけど。 「はい!先輩がそれでいいなら!」 「外で食うのはやっぱ金かかるからな。かなり助かる。」 先輩は近くにきて俺の頭をぐしゃってした。 昔から変わらないこの人の仕草が俺はずっと好きだった。
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