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【ブイシシ】
名前からして大抵は分かるだろう。
ブイシシとは猪ではあるがかなり巨体な生物。
ブイブイ と愛らしい鳴き声が巷のファンにはたまらないと言う程の愛らしさ。
全身を包むフワフワした毛皮もたまらん。
性格は温厚である為、人間でも手軽に飼える。ある港町では荷物の配達や【ブイ車】と言う馬車と同じ様な働きをするなど、様々な場所で活用されており、人々の生活を多く手助けをしている。
馬車とブイ車、何が違うか?
仕事の内容は対して変わらず、馬からブイシシに変わっただけのもの。
ただ一つ違うのは、ブイシシの背中に跨がり、振り落とされないように牙に巻き付けてある縄を両手で掴むと言うもの凄い光景。馬と違い、その巨体と合わずもの凄いスピードで走ると言う。
時間がない方やファンの方などが多く活用している。ただ一つ注意して欲しいのはスピード、振動に振り落とされない様にすること。
食事は巨大なだけに食べる……と思いきやあまり食べず、少食である。
ただ、食べる餌が兎と言う、あまりにも惨い。
あげ方は簡単。
兎を一匹ブイシシの小屋に投げ入れるだけ。かなり可哀相だが、ブイシシは兎しか食べないと言う特殊な生き物。
兎はと言うと、頭から丸齧り。
可愛い顔して食べるものも可愛いというふざけた猪。誰もが見たくないシーン。
だが、そんな兎は無駄死にではない。
食べられた後、ブイシシの体内で特殊な活動を始める。
実はブイシシの毛皮は元はチクチクとしていてとても人が乗れるものではなく、この毛皮がフワフワになったのは兎のお陰だという。
今はまだ詳しいことは明らかではないが、兎の細胞をブイシシの体内で取り込み、それが毛皮に影響を与えているらしい。
寒さに弱いブイシシが雪の中を駆け巡るのは兎のお陰だと言う。
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