暴走する上条達也と竜巻旋風脚

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  「席空きましたのでどうぞ~」 その時、暑い夏の日差しから俺達を救いだしてくれるウェイトレスちゃんの声が響いた。 「よし、入ろうぜ!」 後ろで黙ってる二人に声をかけ、俺は華麗なるムーンウォークを披露しながら店内へと入った。 「あの……なんでそんなけったいな動きをしてるんですか?」 「カッコいいからさ!」 キィナちゃんの問いに、俺はグッと親指を突き立てて答えた。 やばい、決まりすぎだぜ俺……。 「え? でもそれ、あまりカッコ良くないですよね?」 「ふぐああああっ!」 そうきたかキィナちゃあああん! ま、まあいい。 ここから挽回だ! 頑張れ俺っ!! 初デートを成功させるんだ! そして今夜には性交(ry) よし、気合いを入れていくぞ……。 後ろからついてくる可憐な美少女ズを見据え、俺は一人、今日のデートについて思案を巡らせるのだった。  
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