暴走する上条達也と竜巻旋風脚

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  「お、終わりました……。本当にご迷惑をおかけしました!」 しかし、そんな至福の時間も終わりを告げ、芽衣子ちゃんが立ち上がる。 そしておもむろに、制服の左おっぱい部分につけられたポケットを探ると、俺に何枚かのチケットを渡してくれた。 「えと、これ、夏休みの間なら何回でも使えるドリンクバーの無料チケットと、ノーマルパフェの無料券五枚組みです! あと、お洋服をクリーニングに……」 「あ、ああ、それはいいよ。拭いてもらったしさ。それに俺、蟻がたかったりするのも気持ちいいと思うような人間だからさ」 俺のナイスフォローに一瞬目を丸くする芽衣子ちゃんだが、すぐさままたお辞儀をする。 「で、ではせめて、お洗濯代ですっ! 本当に申し訳ありません!」 そう言って芽衣子ちゃんが俺の手に握らせてくれたのは3000円。 その後、もう一度頭を下げると、芽衣子ちゃんは早足で去っていった。 って、おいおい。 こんだけ貰えれば、夏休み中ここを拠点に使えるじゃん! 芽衣子ちゃん、あなたが神か!  
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