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「――!? な、なに見てんのよ! まさかお兄ちゃん、高二にもなって、中学生の妹に欲情したんじゃないでしょーねっ!?」
胸を抑えて動揺する美雨。
むしろ胸よりも、その丸見えになってる青い縦縞パンツを隠すべきだと思うんだがどうだろう。
そんな貧相な胸よりも、そっちの方が遥かに攻撃力が……って俺は何を考えてるんだ。
「まあ、今はしてないが、ずっとこんな格好見せられてたら、いつかはお前に襲いかかっちまうかも知れないな。お前も一応女なんだから……」
「お兄ちゃんに説教される筋合いなんて無いもん!! それにお母さんなんて、お風呂から出た後『オマタせー!』とか言いながら、すっぽんぽんでオマタを手拭いでパ――ンッ! って……」
「母さんは例外だ! あんな恥女を引き合いに出すなっ! 裸エプロンのまま回覧板を回しに行く女だぞ! てか、年頃の女がオマタとか連呼するなっ!!」
はう……。あの親にして、この子あり……か。
俺、橋の下で拾われた子でありたいよ。
大きくため息をつく俺。
だが……今はそんな事よりも大事な事があるのだ!
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