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「うにょわぁああぁああ!!???」
目が覚めると文字通り『小さく』なっていた。
「マリス!マリスっ!!起きたら小さくなってたっ!!」
「あら良かったじゃない。」
クールなマリスの反応に絢も段々と落ち着いて来た。
「むにゃ…よくかんがえるとやっとちまい子になれたんだよねっ+もっと喜ばないと+」
「そうよ。せっかくだからお出かけしてらっしゃいな??」
「うんっ+そうするっ!!」
絢は大喜びでぴょこぴょことポリン島へ出かけていった。
~フェイヨン迷いの森 通称ポリン島~
「にゃっ+ポポリンがいっぱ~い+」
サクサクサクッ!!
絢は調子良くポポリンを狩っていた。
「ふにぃ+この調子なら転職までもうすぐだにゃ+」
鼻歌など歌いながら狩りをつづける絢の背後にふよふよと近付く白い影。
??「そこのキミッ!!逃げて!!」
「??…っあぅ!!ι」
迫り来るソウルストライク。絢は身構えた。
??「アスムプティオ!!ヒール!!」
「っ…あれ…??痛くない…」
怖々顔を上げると白い僧衣の背中が目に入った。
「ハイプリーストさん……?」
謎のハイプニ「大丈夫ですよ。安心して私の後ろにいてください。」
ピンチに突然現れたハイプリースト。陽に輝く緑髪。知的なミニグラス。
それと対峙するように浮かんでいるのは白い沢山の巨大なウィスパー達。
その姿は絢の2倍も3倍もあった。
「ゴ…ゴーストリンク………」
掠れた声で呟く絢を淡い光が包み込んだ。
??「sw。サンクチュアリ!!」
傷が癒えて行くのを感じた。
ゴーストリンクは気配を伺い、白い聖職者に襲いかかった。
ガッ…ガスッ………
??「っ……」
「お兄さん!!」
慌てる絢に聖職者は振り返るとニコッと微笑んだ。
??「大丈夫ですよ。私がなんとかしますから。」
顔は、陽の光に反射し見えない。
聖職者は呪文の詠唱を続けた。
そして……
??「マグヌスエクソシズム!!」
退魔の大魔法が完成し、淡い光と沢山の天使たちがゴーストリンクを包み込んだ。
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