411人が本棚に入れています
本棚に追加
「剛史起きろ!!」
目を覚ますと視界には隆と真保の姿があった。
「ここは?」
剛史はにわかに信じられない風景を見回たした。
さっきまで椅子に座ってたはず・・・・
「本当にゲームの世界に来ちまったみたいだな」
隆はニヤリと笑っている。
一度はこういう世界に来てみたいと思っていたようだ。
本当にここがゲームの世界?
未だに何が起きているのか理解しがたい。
しかし、そんな剛史はすぐにアクセサリーを確認した。
右手の中指には真ん中に剣の模様が彫られ、横にはGと描かれているいかにも安そうな指輪が付いていた。
そして左手には最後に説明があった指輪が付いている。
「まだ158人みたいだね」
指輪を見て真保が言う。
「1番近い人も2キロ先だってよ、なら遭遇することはないか」
隆のガッカリしたような言う。
隆からは早く敵と闘いたいオーラが出でている。
それにしても一口にゲームの世界と言っても木や土、風などもあり、人も普通に歩いている。
どこかの知らない国に来たような感覚だ。
「君達、かわった格好だね」
突然の声に3人が振り向くとそこには民族衣装のような服を着た女性がいた。
おそらくこの服装がこの世界では普通なのだろう。
最初のコメントを投稿しよう!