スタート

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「剛史起きろ!!」 目を覚ますと視界には隆と真保の姿があった。 「ここは?」 剛史はにわかに信じられない風景を見回たした。 さっきまで椅子に座ってたはず・・・・ 「本当にゲームの世界に来ちまったみたいだな」 隆はニヤリと笑っている。 一度はこういう世界に来てみたいと思っていたようだ。 本当にここがゲームの世界? 未だに何が起きているのか理解しがたい。 しかし、そんな剛史はすぐにアクセサリーを確認した。 右手の中指には真ん中に剣の模様が彫られ、横にはGと描かれているいかにも安そうな指輪が付いていた。 そして左手には最後に説明があった指輪が付いている。 「まだ158人みたいだね」 指輪を見て真保が言う。 「1番近い人も2キロ先だってよ、なら遭遇することはないか」 隆のガッカリしたような言う。 隆からは早く敵と闘いたいオーラが出でている。 それにしても一口にゲームの世界と言っても木や土、風などもあり、人も普通に歩いている。 どこかの知らない国に来たような感覚だ。 「君達、かわった格好だね」 突然の声に3人が振り向くとそこには民族衣装のような服を着た女性がいた。 おそらくこの服装がこの世界では普通なのだろう。
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