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外に出ると、人はおらず、イルミはまっすぐ会場へ向かう。
もちろん、姫穂を抱いたまま。
姫穂:あのね、あのね。姫穂、本当に戦えるの?
首をかしげてイルミを見つめるとイルミは頷く。
イルミ:もちろん。親父と俺が教えたし、母さんもお前には期待していたからね。教え込んでただよ。
懐かしそうにイルミが離しているのを見て、これも設定?と考えてしまう。(これについてはおいおいご説明を…)
イルミ:あ、そうだ。ヒソカって言うやつには近づいたらだめだよ。
イルミが思い出したようにそう言う。姫穂は首を傾げてから頷く。
イルミ:旅団とはかかわるなって親父に言われてるし…まぁ、依頼のときは仕方ないけどね。
そういってイルミは抱いている自分の弟を見つめる。
帰ってきた弟にいろいろと説明をしないといけないのだろう。
あの、神とか名乗っていたやつのことも。
だが、説明して受け入れられるのかと考えてしまう。
もしかしたら、受け入れられず帰りたいとないてしまうのではと。今の様子を見る限りそれはないだろうが、時期を見て話すしかないと考える。
イルミ:そろそろ着くよ。
姫穂:んう…眠い…
イルミの腕の中で姫穂は小さくつぶやいてから眠りについてしまう。その額に軽く口付けてから、イルミは会場に入る。
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