176人が本棚に入れています
本棚に追加
「上手く話を合わせてくれて楽しかったよ、流石だ」
「いえ、私がアンドロイドであるというのは事実ですから」
彼女の一切の感情を遮断したようなその表情からは、なんの意思も汲み取ることは出来ない。
しかしジャギはただ微笑むばかりで、そんなことを気にする様子も無かった。
「…で、VRE社は何を企んでるんだ?」
急に真剣な表情になるジャギ。正直少し怖い。
「基本的には最初にお話した通りです。現在の戦争経済によって一番の利益を得ているのはVREですし、それに…」
少し考えるモーションをする。本当は“考えて”などいないのだが。
「今のVRE社はその気になれば世界を牛耳ることさえできます。軍事兵器はほとんどがVRE製、兵器の使用制限もVREが遠隔で行えます。コントロールもまた然り、です」
「やったぜ!やっぱ俺ぁ天才だ!!」
最初のコメントを投稿しよう!