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どうやらここは無人のサーバー管理ビルらしい。 ジャギが持ち出してきた端末を使い、システムにハッキングしてセキュリティホールを探す。 リヴはガトリングガンを胸に抱き、壁にもたれ掛かっている。 ファズは自分に発信機等が仕込まれていなかったか、くまなくチェックしていた。 「…このビル内部のセキュリティは解除した。これでしばらくは大丈夫なはずだよ」 言葉と同時に防弾ガラスの扉が開き、膨大な数のサーバーが露になる。 「中に入ろう」 無言で続く二人。 …その様子をレイヴンが望遠カメラで“見ていた”ことに、気付く者はいなかった。  
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