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「俺だ、リヴだ。」 「………」 「全く…俺がロボットが大嫌いなのは知ってんだろうが!次にこんな仕事させたら…!」 「……?」 「くっ!わぁったよ!だが報酬は弾んでもらうぜ…今だって、後ろのロボットと同じ空気を吸ってるってだけで吐き気がするんだからな…」 「お言葉ですが、私は“ロボット”ではありません。正確に言うと、アンドロイドです。それに、私は酸素を消費しません。人間で言う呼吸の代わりに我々アンドロイドは……」 「うるせえ!黙ってやがれ!」 「…失礼しました」 「………」 「お前もだ、笑ってんじゃねぇよ!……もうすぐそっちに着く。札束用意して待ってるこったな!」 「間もなく、目的地です。着陸体制に入ります。着陸ポート、プログラムにアクセス中です。暫くお待ち下さい……」    
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